今回は「英語力が無くても外資系への転職はできるのか?」をテーマに記事を書いています。
外資系企業への転職は、給与面や仕事環境の自由度などで様々なメリットもあることから、転職先の候補へ挙がるケースがありますが「英語力」が1つネックだと思っている方も多いのではないでしょうか?
英語でのやり取りが多いことが予想される外資系企業は「英語力に自信がない」と思う方にとっては少しハードルが高いかもしれません。
しかし、実際には外資系企業でもそこまで英語力を求めていないところもあり、社内でスキルアップできる環境が設けられていたりすることもあり転職は可能です。
僕自身、外資系への転職経験がありますが、求人情報の中に「英語力がそこまで必要のない求人」が多く見つかりました。
そこでこの記事では「外資系企業へ転職するメリット」や「英語力を重要視しない求人を揃えている転職エージェント」などを紹介。外資系への転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください!
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目次
外資系企業へ転職する3つのメリット
外資系企業への転職をするにあたり知っておいて欲しいことは「日本国内の企業との違い」です。僕自身、外資系企業で働いていた経験がありますが、様々なメリットを感じました。
そこでまずは、外資系企業へ転職をするとどんなメリットがあるのかについて僕も経験も含めてお伝えしていくのでイメージをしていきましょう。
順にチェックしていきましょう。
- メリット①:高収入を得られる可能性が高い
- メリット②:多様性のある環境で刺激的に働ける
- メリット③:キャリアアップにもチャレンジしやすい
メリット①:高収入を得られる可能性が高い

外資系企業への転職で最も大きなメリットの1つは「高収入を得られる可能性が高い」ということです。
もちろん、採用されることで高収入に直結するほど簡単なものではなく、結果主義の中に身を置き会社に求められることで収入は上がります。
国内企業では役職がつくだけではあまり給与は変わらないというケースは一般的ですが、外資系企業では縦社会ではないため実力あればそれに応じて収入もどんどんあげてもらえます。
そのため、外資系企業であれば「高収入を狙える可能性」は十分にあるのです。
メリット②:多様性のある環境で刺激的に働ける
外資系企業の社員は、皆が英語ネイティブと言う訳ではありません。多国籍であることが一般的ですので、様々な文化背景の元で共に仕事に励みます。
また、日本に進出している企業は諸外国にも進出していることが多いため、同僚や上司の出身国の文化やビジネスについて知る機会が自然と多くなります。
日系企業で働いているだけではなかなか得られない経験ができるので、外資系企業への転職は今後のキャリアにとって大きなメリットになるといえるでしょう。
メリット③:キャリアアップにもチャレンジしやすい
外資系企業へ転職し仕事を続けることができれば、様々な文化に対しての理解度や柔軟性を身につけることができます。世界中で仕事をしている仲間も作ることができるでしょう。
そのような経験を得た上で、再度転職をする場面になった時に以前とは比べ物にならない経験値が身についているかと思います。
国内の外資系企業からの転職であれば海外勤務を希望したいと思えたり、経験を生かして独立するなどのチャレンジ欲も芽生えるかもしれません。
自分自身が新たなキャリアチェンジに向けてよりチャレンジしやすい環境を作れていることでしょう。
英語ができなくても外資系への転職は可能か?【おすすめの選び方】
ここからは、本記事のテーマでもある「英語ができなくても外資系企業への転職はできるのか?」という点についてお伝えしていきます。
最初に結論から言うと、英語ができなくても外資系への転職は「求人数は多くはないが可能」です。
そこで、英語力をそこまで問われない外資系企業の求人を狙うためにおすすめの選び方を紹介します。
- 日本人が多く英語を使う機会が少ない外資系企業を狙う
- 英語に対する意欲を重視する外資系企業を狙う
- 英語力よりも仕事のスキルを重視する外資系企業を狙う
日本人が多く英語を使う機会が少ない外資系企業を狙う
外資系企業の中でも「日本人従業員が英語を使う機会のほとんどない企業」も多くあります。特に、日本支社での勤務であれば日本人率も高く基本的なコミュニケーションは日本語で行うケースも見られます。
最低限のビジネスメールや会話力は求められる場合はありますが、高校・大学レベルの英語力があれば採用してもらえる場合もあるのです。
外資系の企業でどのくらい日本人が多く働いているかを知る方法は「会社四季報」や「帝国データバンク」を元に調べてみるのがおすすめ。外資資本の比率が低ければ日系企業の色合いが強くなり自ずと日本人も多く働いていることがわかります。
英語に対する学習意欲を重視する外資系企業を狙う
英語に対する学習意欲が高い若い世代の転職希望者であれば外資系企業への転職ができる場合があります。
企業の中でも現在空いているポジションで「スキル重視のベテラン」を求めているのか、まだまだスキル面では不十分だが「将来的に伸びる若手」を採用するのかはそれぞれ。
タイミングもありますが、今現在の英語力だけでなく「今までの経歴や熱意」で外資系企業への採用が認めらえるケースもあるのです。
もちろんある程度の英語力を身につけていることに越したことはないですが、そのような人材を採用してくれる外資系企業は教育もしっかり行ってくれるものなので安心ですね。
英語力よりも仕事のスキルを重視する外資系企業を狙う
英語がパーフェクトに話せる人材だとしても、同僚や上司とのコミュニケーションや実務経験が皆無だと転職することは難しいです。
外資系問わず、転職者に求められるのは「即戦力になれるスキル」です。
そのため、英語力よりも今までの経歴やコミュニケーション能力を基準に採用している外資系企業は多く存在します。
実務経験で何か特徴的なポイントがあれば英語学習に対する意欲と共にアピールするのも良いですね。
外資系企業へ転職する際に最低限身につけておいた方が良い英語スキル
「外資系企業の中には英語力を身につけずに転職できるところもある」とはお伝えしてきましたが、英語力はあるに越したことはありません。
仕事をする上でのスキルが同じぐらいの転職希望者がいた際に、外資系なら特に英語力で最終的に比較されることも有り得る話です。そのため、外資系企業への転職をしたいのであれば英語は事前に学んでおくべきだと思います。
ここでは「外資系転職で最低限持っておきたい英語力」を簡単にご紹介していきます。
- TOEIC600点以上のスコア取得
- ビジネスメールなどで使うライティングスキル
- 簡単なコミュニケーション力
転職前に少しでも英語力を上げておくために参考にしておきましょう。
TOEIC600点以上のスコア取得
TOEICは日本人であれば一度は聞いたことのある英語試験だと思いますが、多くの外資系企業で「TOEIC L&Rのスコア」を採用基準として設けています。
そして、以下の写真データからわかるように「海外部門」でのTOEICスコアは690点となります。外資系への転職を視野に入れたTOEICスコアは「おおよそ700点」は必要ですが、英語力をそこまで重視しない企業の場合は「600点」あれば履歴書に書いておくことでアピールポイントになります。
ここで注意しておきたいのが、逆に低すぎるTOEICスコアを履歴書に書くと「英語力が全然ない人材」だと思われてしまい不採用になってしまう可能性があるので、あくまでも履歴書に書く際は「TOEIC600点以上」を取得してからにしましょう。
これからTOEICスコアを伸ばしていこうと考えている方は以下の記事で「TOEIC対策ができるオンライン英会話スクール」をまとめているので参考にしてみてください。

ビジネスメールなどで使うライティングスキル
英語が苦手だとしても外資系企業では海外とのやり取りは多く行われることが予想されますが、その中でも「英語を使ったビジネスメール」は必要になる可能性は高いです。
一般的な仕事でもメールチェックやチャットでメッセージのやりとりなどは毎日のように行われるので想像がつきやすいですが、外資系企業の場合でも同様に「ビジネスライティング」を使ったメールのやり取りは日常的にあり大事です。
ビジネスメールに関しては、僕の経験からしてもそこまで英語力があまり必要なく、基本的な英文のテンプレートやよく使われる専門用語をしっかり把握しておくことでほとんど対応できます。
そのため、まずはビジネスの現場でよく使われる「ライティングスキル」をきちんと身につけておき、簡単な英文は使えるように準備しておくのが良いでしょう。
ビジネスメールなどをはじめとしたライティングスキルを身につけたい方は以下の記事で紹介しているオンライン英会話スクールで学ぶのがおすすめです。

簡単なコミュニケーション力
外資系の企業では、様々な国籍の人々と一緒に仕事をする可能性が高く英語が苦手な場合でもコミュニケーションをとるケースは大いにあります。
そのため、円滑に仕事を進めるためにも日常英会話力はきちんと鍛えておきましょう。
転職時に英語力がなかったとしても社内でのキャリアアップを考えているのであれば英語力を磨くのは必須です。
転職までに英語力を鍛えておきたいと考えている方は以下の英会話スクールで基本的なビジネス英語を学んでおきましょう。


英語力がなくても外資系企業を目指せる案件を持つ転職エージェント【5選】
ここまで「外資系企業で働くメリット」や「英語力が無くても入りやすい外資系企業の選び方」などについてお伝えしてきましたが、実際にどのような転職エージェントに登録しておけば効率よく転職活動を進められるのでしょうか?
転職エージェントは大小含めると数え切れないほど存在します。その全てをランダムに調べても良い転職活動を行うこことは難しいので、ここでは「英語力がなくても転職できる求人情報を多く持つ転職エージェント」を簡単に紹介します。
まずは、自分の転職目的や英語力に適したエージェントを知っておくことで、しっかりと準備に励めるので、以下から転職登録を行い求人情報をチェックしてみましょう。
- リクルートエージェント
- doda(デューダ)
- パソナ
- マイナビエージェント
- エンワールド・ジャパン
上記の転職エージェントの共通点は「紹介できる求人数が多い」ということで、転職アドバイザーの対応も丁寧です。
外資系企業への転職は基本的には英語力を求められるところが多いですが、この記事でも紹介している通り「企業形態」や「過去の経歴」を重視した求人を紹介しているケースもあります。
そのような求人を探すには多くの転職情報を扱っているエージェントへ登録しておくのがベスト。取引している外資系企業も多く良い転職ができる可能性が高まるので、上記のエージェントから転職活動を行うのが良いでしょう。
※各転職エージェントの特徴について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

最後に:英語ができなくても外資系企業への転職は十分に可能!
今回は、英語ができなくても外資系への転職は可能かどうか?をテーマに「外資系企業の選び方」や「おすすめの転職エージェント」などを紹介しました。
外資系への転職に向けて「英語力」を向上させておくことは大事なポイントですが、現時点で英語力に自信がなくても「外資系企業への転職は可能」です。
この記事でお伝えした通り、外資系企業の選び方を理解した上で転職活動を進めていきましょう。
そして、転職活動に並行して「転職エージェント」への登録を行い求人情報を調べておくのは効率的です。僕自身も3つほどの転職エージェントでアドバイザーと求人情報を精査しながら英会話スクールで英語力の維持・向上をしていました。
外資系企業への転職情報を集めながら英語力を伸ばしていけるように学習を進めていきましょう!