今回は「リスニング力が身につくおすすめ英語学習アプリ」をいくつか紹介していきます。
最近では、英会話を学ぶ手段はスクールに通うだけでなくスマホやタブレットを使ったアプリ学習が効果的です。
英会話においては、スピーキング力と共に「リスニング力」を伸ばしていきたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
せっかく英語学習を始めるのであれば、リスニング力を最大限伸ばすことのできるアプリを使いたいものです。
気になった英語学習アプリがあればダウンロードして使ってみていただければ幸いです。
リスニング力が身につくおすすめ英語学習アプリ
▼最初にどんなアプリがリスニングに使えるかすぐに知りたい人向け!English With編集部がおすすめする「リスニング学習で使える英語学習アプリ」をランキングで発表!
【1位】スピードラーニング(超有名リスニング教材がアプリ版として利用できる)
【2位】スタディサプリ(リスニングをメインにスピーキング力も身につく)
【3位】ポリグロッツ(最新の英語記事を読み上げてくれるリスニング学習アプリ)
目次
リスニングが身につくまでの流れ【2ステップ】
リスニングを効果的に勉強するには様々な学習方法がありますが、英語を日本語に訳さず英語で理解できるようになるまでには大きく2つのステップを踏みます。
ここでは、どのような流れでリスニング力が身についていくのか簡単にお伝えしますので事前に内容を理解していきましょう。
- 音声を認識する
- 意味を理解する
1. 音声を認識する
まず、リスニングはリーディングと違い「英文を耳で聞いて理解する」必要があります。そのため、音声を認識するために「英語音声(発音)を正しく聞ける」ようにトレーニングをしていきます。
例えば「I used to play soccer when I was a high school student.(私は高校生の時サッカーをしていました。)」という文の「When I」はカタカナ読みですと「ウェンナイ」となりますが、ネイティブが話す英語では「ウェナイ」と聞こえることがわかります。
わずかな違いのように思えますが、リーディングで覚えたカタカナ英語と比べてみると実際に英語ネイティブの人が話す言葉はかなり違って聞こえてくるのです。
そのため「英語特有のリズム」や「抑揚」「音の繋がり」など勉強しながら音声を正しく認識できるトレーニングを積みながら正しく音声を認識できるようにすることが大事。
このフェーズで意味理解はできなくても良いので「音声を正しく聞き取れるか?」のみに集中しましょう。
僕の場合は留学中に、ネイティブが話す英語と自分が理解してきた英語の音の違いを生活の中で気づけたという経験がありますが、日本にいると英語に触れる時間が少ない方が多いかと思うので、YotuTubeなどでアプリをダウンロードして音声を聞く勉強するのが良いかと思います。
YouTubeで「リエゾン」と検索すると英語の音のルールなどを解説してくれている動画がたくさん出てきますので、チェックしてみて学習しましょう。
2. 意味を理解する
音声認識ができたら次は「意味の理解」のフェーズに進みます。ここでは、聞こえた英文の内容を瞬間的に理解できるようにトレーニングをします。
突然の質問ですが、日本語で「何時に自宅に帰ってきましたか?」と聞かれたとして、その文章の理解をできるまでにどれくらいの時間がかかりますか?
日本語ネイティブの私たちであれば、1秒もかからずに質問の意味を理解できることでしょう。
しかし、英語で「What time did you come home?」と言われると意味を理解するのにどのくらい時間がかかりますか?
個々の英語レベルによりますが、多くの方がおそらく日本語に比べて時間がかかってしまうという結論になるでしょう。
このような例からわかることは、ネイティブのスピードに合わせるためには「英文の意味理解の速度を上げる」ことが大事になるのです。
簡単に言うと、理解速度を上げるトレーニングをおこない日本語レベルで反応できるようになれば、ネイティブのスピードでもスムーズに英語を理解できるようになります。
リスニングスキルを上げる勉強方法【2つ】
先ほどは、リスニング力が身につくまでの流れとして「音声認識」「意味理解」について説明しましたが、ここからはどのような勉強方法をおこなえば良いのかを具体的にお伝えいたします。
その前に、英語力を上げるための大前提ですが「英文法の基礎(中学レベル)」が全然わからないという完全英語初心者の方は、リスニングトレーニングをする前に英文法を強化しましょう。
英文法は英会話全体の土台でもあるので、以下のリスニングの勉強方法に移る前にまずは文法をインプットしておくことをおすすめします。
中学英文法はすでにある程度知っている内容もあるかと思うので1~2週間、長くても1ヶ月もあれば学べます。後回しにせずしっかりと消化しておきましょう。
【リスニングに効果的な勉強方法】
- ディクテーショントレーニング
- シャドーイングトレーニング
ディクテーショントレーニング
リスニングした音声を聞き取り紙に書き出して、音声を1つ1つ細部まで聞き取る練習方法。
ディクテーションの学習目的としては「音の変化を聞き取れるようになること」とネイティブの英語スピードに慣れることで「意味理解力」を向上させることです。
聞こえてきた英単語や英文法を全て書き起こす地道なトレーニングですが、これをすることで「自分が聞き取れない音」や「発音できない音」を明確に理解することが可能です。
※逆に聞き取れる音もわかるようになります。
まずは、日常生活でよく使われるような英会話をベースに短い英文音声からディクテーションをして、徐々に難易度を上げていくのがおすすめです。
シャドーイングトレーニング
英語の音声を聞きながら、テキストを見ずにその音声を真似して発音する訓練方法。リスニング音声が聞こえたら、少しだけ遅れてその影(シャドー)を追うように発音します。
シャドーイングの学習目的もディクテーションと同じく「音の変化」と「意味理解の速度」を上げていくためのトレー二ングになります。
しかし、シャドーイングは発話をする学習方法になるので「スピーキング力・発音の向上」にも効果的であると言われています。
自分で声に出して練習することで「英語の発音」や「音の結び(リンキング)」などが理解できるのでおすすめの学習方法です。
リスニングスキルの向上におすすめの英語学習アプリ【学習目的別】
ここからはリスニングスキルを上げるために効果的な英語学習アプリを学習目的別に紹介。
自分の学習目的に合っているアプリを選んで効率的に学んでいきましょう。
- 日常生活
- ビジネス・資格対策
- その他
日常生活のリスニングで使える英語学習アプリ【3選】
- スピードラーニング
- スタディサプリ
- ポリグロッツ
スピードラーニング

オススメ度 | ![]() |
---|---|
有料課金 | 有り(1,980円~/月) |
無料体験 | なし |
その他 | 家族3名まで利用可能 |
スピードラーニングは、国内の英語教材シェアNo.1の有名教材です。以前は書籍・CDのみでしたが、現在はアプリで利用することが可能。
そんなスピードラーニングの特徴は、英語音声の後に日本語訳が流れるため「音声認識」と「意味理解」が同時にでき、効率的にリスニング力を鍛えられます。
スピードラーニングは聞きながしの英語教材として有名で、中には「スピードラーニングは効果がない」と否定的な意見もありますが、それは使い方が間違っているからです。
当たり前ですが、聞き取れない英語をいくら耳に入れてもその音や意味は全く記憶に蓄積されません。そのため、スピードラーニングでは順序を踏んで英語力を身につけるために「英語訳→日本語訳」を各会話に組み込んでいるのです。
ながら英語だけはしないように気をつけてほしいですが、スピードラーニングを使ったリスニングトレーニングは正しい使い方をすれば英語上達の効果はあると言えます。
スタディサプリ

オススメ度 | ![]() |
---|---|
有料課金 | 有り(1,980円~/月) |
無料体験 | 7日間無料体験 |
スタディサプリは、大手企業のリクルートが開発・運営している利用者数No.1の英語学習アプリです。英語4技能(聞く・話す・読む・書く)を総合的に学べます。
芸能人の桐谷美玲さんがテレビCMやYouTube広告などで紹介していることもあり、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
そんなスタディサプリでは「日常英会話」「ビジネス英会話」「TOEIC対策」から学習目的に合わせたトレーニングができるのが特徴的。特に、日常生活で使われるリスニングコンテンツでは、英語表現を様々なシーンで行いネイティブ音声を使った会話形式の学習が可能です。
また、1回の学習でかかる時間は5分程度。電車通学・通勤中のスキマ時間でも気軽に使えるのは使い勝手が良く続けられやすいのもメリットですね。
耳に英語を慣らすためにも「英語学習を習慣化」することは大事ですので、短い時間でリスニングトレーニングができるスタディサプリは継続して使いやすいアプリだと思います。
実際に、僕も仕事でお昼時間などに使えていますし、スマホを手に取ったらすぐ開いて学習できています。
スタディサプリの日常英会話コースは「7日間の無料体験」可能です。一度この機会に利用してみて自分に合っているか試してみましょう。
ポリグロッツ

オススメ度 | ![]() |
---|---|
アプリ使用 | 有り(480円~/月) |
無料体験 | 14日間無料体験 |
ポリグロッツは、世界中から集めた英文記事から自分の興味のあるテーマをピックアップして英語教材として利用することができるアプリです。
日本に関連している内容の記事から世界情勢・政治・エンターテインメントまで様々用意しており、日常生活で気になる記事も多数見つかります。
リスニングに関してはポリグロッツのアプリにある「音声読み上げ機能」を使うことで、その記事を読み上げ学習可能。
※読み上げない文章もあるので注意。
また、どの英語レベルでも対応ができるように「音声速度の調節」もできます。気になった単語をタップするとその日本語訳も瞬時に表示されるので、ディクテーション・シャドーイング等のトレーニングにも使いやすい英語学習アプリですね。
ビジネス・資格対策のリスニングで使える英語学習アプリ【3選】
- スピードラーニング ビジネス
- スタディサプリ
- SANTA TOEIC
スピードラーニング ビジネス

オススメ度 | ![]() |
---|---|
有料課金 | 有り(1,980円~/月) |
無料体験 | なし |
その他 | 家族3名まで利用可能 |
スピードラーニング ビジネスは、日常生活で使えるアプリで紹介したスピードラーニングのビジネス特化の英語学習アプリになります。
ビジネスシーンで使う英会話は様々ありますが、お客様との挨拶の時、オフィスを案内する時、プレゼンを始める時など基本的な英語表現をスピードラーニングビジネスでは学習することが可能。
会話の流れごとにリスニングトレーニングができ、難しい単語を覚えずともビジネス英会話を身につけられます。
リスニングのコンテンツに関しても日常英会話のスピードラーニングと同様「英語訳→日本語訳」という順番で音声が流れます。
ビジネスでよく使われる英語表現をリスニング学習として学びたい方はおすすめの英語学習アプリです。
スタディサプリ

オススメ度 | ![]() |
---|---|
有料課金 | 有り(1,980円~/月) |
無料体験 | 7日間無料体験 |
スタディサプリは、先ほど日常英会話のおすすめアプリでも紹介しましたが、ビジネス用に作られた内容のバージョンも用意。
ビジネスシーンで使われる英語表現を会話形式で学べることはもちろんのこと、ディクテーションやシャドーイングといった勉強もアプリ内で可能です。
打ち合わせ時・プレゼンテーション・接客対応・交渉・電話対応・海外主張などのシチュエーション別のビジネス英会話は、下町ロケットなどのドラマで有名な脚本家「稲葉一広氏」が各シーンの話を手がけており、自分がその世界に入ったように英会話を学べます。
楽しくリスニング力を鍛えながら、他の技能(読む・書く・話す)も相乗効果で身につけることのできるおすすめアプリです。
スタディサプリのビジネス英会話コースでも「7日間の無料体験が付与」されるので、この機会に利用してみてください。
SANTA TOEIC

スメ度 | ![]() |
---|---|
有料課金 | 有り |
無料体験 | 使える範囲内であれば期限無し |
SANTA TOEICは、世界中で100万人以上が利用しているTOEICに特化した英語学習アプリです。ベースはTOEICですが、リスニングコンテンツでは詳しい解説が載っており非常に分かりやすいのが特徴的。
実際にTOEICのリスニング問題で使われる内容は日常生活で使われる英会話かビジネスシーンで良くみられる英語表現が多いもの。
そのため、リスニングをきちんと学ぶ際にはTOEICのリスニング問題は有効的です。特に、SANTA TOEICでは1つ1つ解説が付いているので学びやすさは一般の参考書以上だと思います。
アプリ内では、リスニング問題に対しての「英語音声の再生」「解説」「気をつけておきたいポイント」「ヒント」「語彙集」などが掲載されています。僕自身もリスニングで使えるアプリとして定期的に利用しています。
無料会員になれば学習範囲の制限はありますが、本会員と同様の機能で使用できるのでぜひ使ってみてください。
公式サイト:SANTA TOEIC(Google Play版)
公式サイト:SANTA TOEIC(Apple版)

その他リスニング力を身につけるためにおすすめの英語学習アプリ【2選】
学習目的別ではありませんが、様々な内容のリスニング学習ができるおすすめアプリがあるので紹介いたします。
- NHK World Japan
- English Audio Books
NHK World Japan

オススメ度 | ![]() |
---|---|
有料課金 | なし |
NHK World TVは、NHKテレビが運営する放送を英語で聞けるアプリです。
元々、日本で働く海外労働者向けに提供されているアプリでもあり、日本語をメインに英語・中国語など異なる言語でニュースを聞くことが可能。
使い方は違いますが英語学習者にとっては、自分に身近な日本のニュースを英語音声で聞くことのできるリスニングにぴったりのアプリです。
内容は多岐に渡り、アジアを中心とした国際情勢から、一人の外国人にフォーカスしたドキュメンタリー番組まで様々なコンテンツを用意。
ただし、学習目的に作られている訳ではないので、英単語学習や英文法の解説はついていませんが、自分に興味のあるコンテンツを英語で聞けるのは飽きずに続けられそうですので1つおすすめです。
NHK World TV無料で利用可能です。どんな番組が用意されているかチェックしてみる意味でもダウンロードしてみましょう。
English Audio Books

オススメ度 | ![]() |
---|---|
有料課金 | なし |
English Audio Booksは「TED(テッド)」という起業家や研究者などの著名人がプレゼンテーションしている動画を英語学習用にまとめたアプリです。
世界中で使われているアプリですので、様々な言語で字幕を選択でき難しい内容のプレゼンテーションでも「英語字幕」「日本語字幕」を見ながら学習を進めていくことで「音声理解・意味理解」をきちんとすることが可能。
ただ、先ほど紹介したNHK World TVと同じく、単語の意味や英文法などに関しては自分で調べながら学習する必要があります。
多くの聴衆が聞いているプレゼンテーションでもあり、スピーカーの英語力やプレゼンの組み立て方なども参考になりますし、内容も面白いものが多いのも特徴的。
様々なリスニングコンテンツを聞ける点ではかなりおすすめできる英語学習アプリだと思うので、ぜひ一度ダウンロードして使ってみてください。
最後に:アプリを上手に使って正しい勉強方法でリスニング力を高めていきましょう!
今回は「リスニング力が身につくおすすめ英語学習アプリ」を勉強方法などを踏まえていくつか紹介いたしました。
リスニング力が身につくおすすめ英語学習アプリ
【1位】スピードラーニング(超有名リスニング教材がアプリ版として利用できる)
【2位】スタディサプリ(リスニングをメインにスピーキング力も身につく)
【3位】ポリグロッツ(最新の英語記事を読み上げてくれるリスニング学習アプリ)
おさらいになりますが、リスニング力を身につけるためには「音声理解」「意味理解」を通じて英語力を上げていくことが大事です。
その流れの中で効果のある学習方法が「ディクテーション」や「シャドーイング」をメインにした勉強であるということは理解いただけたかと思います。
上記のリスニング学習をスムーズにできるという点でも、英語音声→日本語音声がそのまま聞ける「スピードラーニング」は非常に優秀なアプリです。
またスタディサプリに関しては、リスニングの英語学習を軸に他のスキルも向上できるということにフォーカスしると、総合的な英語力を身につけられるおすすめアプリですね。
リスニング学習はリーディングやライティングと違って机に向うような勉強ではなく、音声を聞くこと自体が勉強になります。自分が興味のあるコンテンツを用意してありそうなアプリを2~3利用してみて続けやすそうなものを選んでください。
また、English With編集部では「英語学習アプリ」に加えて「オンライン英会話」で英語力を鍛えることも推奨しています。
オンライン英会話であれば、実際の講師からレッスン受講しながらリスニングと並行してスピーキング力を鍛えることもできるのでより効果のある英語学習が可能。
「アプリでリスニングトレーニング」「オンライン英会話でスピーキングトレーニング」はかなり相性が良く効率的に学べるので検討してみるのが良いでしょう。
オンライン英会話に興味のある方は以下の記事も参考にしてみてくださいね。

自分にあった学習方法や英会話スクール選びができるように、English WIthではあなたの英語学習を応援しています。