今回は、英会話力を身につける上で最も大事なトレーニングでもある「スピーキング学習」に取り組むことができるおすすめ英語学習アプリを紹介します。
最近では、学校や仕事関係などを通じて「外国人と話す機会が増えている!」と感じている方や「英語を学ぶ必要性を感じている…。」という方は多いのではないでしょうか?
僕自身は以前の職場では外国人と一緒に働いていたため英語を使って仕事をする機会が頻繁にありました。海外留学を経験している僕でも「英語力はまだまだだな…」と感じながらこっそりスマホアプリで英語学習をしていた記憶があります。
この記事では「スマホやタブレット」で気軽にスピーキング学習が行える英語学習アプリを紹介していきます。
僕をはじめEnglish With編集部が実際に使ってみて効果があったアプリを特徴別にお伝えしていきますので、良いと思うものがあれば一度ダウンロードしてみてご自身のスピーキング上達に役立ててみてください!
スピーキング力が上がる英語学習アプリ
▼おすすめアプリを結論から知りたいという方向けにEnglish With編集部でおすすめする「スピーキング学習」アプリは以下の3つです。
【1位】スタディサプリ(効果的にスピーキング力を鍛える)
【2位】HiNative Trek(ネイティブが英文や発音を訂正してくれる)
【3位】Speaking Biz(スピーキングを行いながら英文法の組み立てを理解する)
目次
英語学習アプリでスピーキングを行うメリット
まず、英語アプリを使ったスピーキング学習にはどんなメリットがあるでしょうか??僕の英語学習経験を交えながらお伝えしていきます。
- メリット①:発音認識で正しい発音を学べる
- メリット②:好きな場所や時間で学習ができる
- メリット③:リーズナブルに学習に取り組むことができる
メリット①:発音認識で正しい発音を学べる
使用する英語学習アプリにもよりますが、スピーキング学習が行えるアプリは「発音認識機能」が付いているものが多く存在します。
今までは、参考書などに書いてある発音記号やCD音声などを頼りにネイティブの発音を聞き「自分の発音が果たして正しいのだろうか?」と思いながらトレーニングする他ありませんでした。
しかし、スピーキング学習に取り組めるアプリの多くは「自分が話した発音をアプリが分析し正しく教えてくれる」といった高機能なものが多かったりします。
スピーキングの練習をしながら発音矯正もセットで取り組むことができるのは非常に効果的で一石二鳥の学習になります。
メリット②:好きな場所や時間で学習ができる
従来の英会話スクールと違い、英語学習アプリは自分の好きな場所や時間で気軽にトレーニングを始めることが出来ます。
英語学習アプリは、場所や時間を問わず気軽に利用することを前提に作られているので、1つのシチュエーションの学習時間は5分程度で終了するものが多く、ちょっとした休憩時間や自宅への帰り道で行うことも可能。
従来の英会話スクールのように「前もってレッスンの予約をする必要もない」ですし「英語学習できなければ無理に行う必要もなし」と自由度が高いのも英語学習アプリを使うメリットです。
メリット③:リーズナブルに学習に取り組むことができる
英語学習アプリは無料で始められるものが多く、英会話スクールへ通学したり参考書を活用した勉強と比べてもリーズナブルに始めることが出来ます。
音声認識機能やスピーキングを重視したアプリは有料版のものがありますが、それでも「月額1,000円台~」のため、英会話スクールなどと比較した際に低価格なので気軽に始めることが可能ですね。
勉強を終えた際は一度解約してしまえばキャンセル料や追加課金される心配もないので、気軽にスピーキング練習を行いたい場合はアプリでの英語学習が料金的にもお得になります。
英語が話せる様になりたい人向けのスピーキング学習方法
英語が話せる様になるには「スピーキング力」を鍛えるのが必要なことは皆さんも知っている事だと思いますが、実際にどのように学習を進めるのが効果的なのでしょうか?
アプリならではの特徴を活かしながら効果的に学習を進めるために、効果的な学習方法を解説していきますね。
- 登場人物になりきってスピーキングを行う
- ネイティブの発音音声を真似る
登場人物になりきってスピーキングを行う
まず、英語学習アプリを活用した学習は講師が目の前にいるわけでも、周りの受講生があなたの英語を聞いているわけではありません。
目の前にあるアプリに向かってスピーキングをすることになるので、ある意味「周りを気にせず」に学習に集中することができます。
日本人の英語学習者は「英語を発することがなんとなく恥ずかしい…。」「周りに聞かれたくない…。」と考えている方は非常に多くいて、英会話スクールに通学してレッスンを受講していても積極的に英語を話すことができなかったり、自分が持っている英語力を出し切れない場合があります。
それでは、自分自身も不完全燃焼のままレッスンが終了してしまい、結果スピーキング力を伸ばすのに時間がかかってしまいます。
英語学習アプリでスマホやタブレットに向かって英会話を行えば、まず周りに聞かれているといったプレッシャーや恥ずかしさはありませんので、思う存分間違えても問題ありまえん。
そのため、アプリを使ってスピーキングを行う際は力を抜いてその場面の登場人物になりきって英語を話すということに取り組んでみると効果は非常に高いものになります。
ネイティブの発音音声を真似てみる
スピーキング学習に取り組めるアプリでは、相手の英語に対して適切な英語を返すトレーニングが基本となっているものが多くあります。
アプリに搭載されている英語の音声はネイティブ(アメリカ・イギリス英語)が実際に発生しているものが多いので、綺麗な発音を聞くことができます。また、自分が話した英語をアプリに備わっている機能が聞き取り正しく判定してくれます。
コミュニケーションという意味ではネイティブのような英語の発音でなくても相手に通じることがありますが、最初のうちから綺麗な発音を意識して学習した方が効果的に上達を目指すことができます。
アプリであれば「何度でも繰り返し英語の発音を聞くことができる」ので、ネイティブの発音に近い形で自分自身も真似て声に出してみる意識を持つことが大事です。
おすすめできるスピーキング英語学習アプリ【6選】
ここまでは、英語学習アプリを使ってスピーキング学習に取り組むメリットや学習方法をお伝えしてきました。
ここからはEnglish With編集部が厳選した「スピーキング学習におすすめできるアプリ」を5選紹介していきます。
「サービスの特徴」や「学べる範囲」「料金や無料体験」などは各アプリによって異なるので、比較してみて気になるアプリがあればダウンロードして使ってみましょう。
- スタディサプリ
- HiNative Trek
- Speaking Biz
- トーキングマラソン
- Speakbuddy
- スピテン
スタディサプリ【3分のスキマ時間でもスピーキング学習ができる英語アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り(1,980円~/月) |
無料体験 | 7日間無料体験 |
スタディサプリは、大手企業のリクルートが開発した英語学習アプリ。日常英会話・ビジネス英会話・TOEIC対策など学習目的に合わせたコースを選択して学習を取り組むことができます。
芸能人の桐谷美玲さんがテレビCMで紹介していることもあり、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
僕もスタディサプリに関しては「日常英会話」「TOEIC対策」のコースを受講して学習をしています。日常生活で使う英会話表現を学ぶアプリとしてはスタディサプリ1つで充分だと思って利用を継続しています。

そんなスタディサプリの特徴は、1回3分から学べるシチュエーションごとの英会話のやりとりや、自分が主人公になれるストーリー形式の英会話学習が用意されているということ。
スピーキング学習のコンテンツで言うと、「それぞれの場面で必要な英語表現を言えるかどうか?」を毎回試すことができるという内容になっています。
ゲーム感覚で楽しみながら実践的に学べるアプリで無理なく続けられるのが良いなと感じて個人的には使い続けられています。
また、スタディサプリでは毎回の英会話表現で使われた英単語・文法の説明から音声認識で発音を逐一チェック。1つ1つの英会話の意味や使い方を深く学ぶこともできるのでおすすめです。
スタディサプリが用意しているコースは「新日常英会話コース」「ビジネス英会話コース」「TOEIC L&R対策コース」でどれも「7日間無料で使い放題」。
まずは、無料で使える範囲を試してみて、自分の学習目的に合っているカリキュラムが用意されているかなどを確認してみましょう。
HiNative Trek【ネイティブから英文・発音のフィードバックがもらえる英語学習アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り(8,167円~/月) |
無料体験 | 無し |
HiNative Trek(ハイネイティブ トレック)は、ビジネス英語を学べる英語学習アプリ。「英文の添削」「発音矯正」を毎日ネイティブ講師がチェックしてフィードバックをしてくれます。
「セールスプロモーションの効果を上げるためのミーティング」「売り上げをあげるためにインスタグラムやYouTubeに注力すべきか」などといった、かなりビジネスに関連した本格的な課題を用意。
課題内容に対して「自分で伝えたい内容」を英文に起こすことが必要ですので、ある程度英語力のある方におすすめ。ちなみに、講師からのフィードバックも英語オンリーです。
日常生活には余り使うことのない難しい内容も用意されてはいますが「ビジネスの場で実際に使われる英語力」を身につけることができるので、本格的にビジネス英語のスピーキングを学びたい方にはチャレンジして欲しいアプリですね。
コースは、実際のビジネスシーンで多く使われる内容を網羅した「ビジネスコース」と、IT・Web業界で多く使われる英会話表現が学べる「IT・Webコース」が用意。
料金はどちらのコースも同じですので、自分に合っている方を選びましょう。


Speaking Biz【英文法の組み立て方も学べるスピーキング学習アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り(1,242円~/月) |
無料体験 | 7日間返金保証 |
SpeaKing Biz(スピーキングビズ)は、ビジネス英語で使われる内容をメインに取り扱っている英語学習アプリで、スピーキング学習を行いながら「英文法の組み立て方」や「単語力」も同時に身につけていくことが出来ます。
SpeaKing Bizは「実戦で即使える英語力」が身につくことを目的に作られ、公式サイトのデータでは「海外で英語を使ったお仕事をしている方」の受講生が全体の90%を占めています。
アメリカの超名門大学でもある「MIT(マサチューセッツ工科大学)」に在籍していた日本人が属する協会(日本MIT会)も「SpeaKing Bizはビジネス英語を学ぶために効果的なプログラム」として認めているほど。
「日本人学習者にとってどのようにしたらビジネス英語をマスターできるのか?」を徹底してビジネスシーンで求められる「正しい英語の語順」や「正しく英文法」を学ぶことを第一に考えられたカリキュラム内容になっています。
日常英会話であれば、多少英文法や単語チョイスが間違っていても伝われば問題ありませんが、ビジネスシーンではそうとは限りません。
また、一度間違った形で覚えてしまった英語表現を繰り返し使ってしまっては、間違えた英会話として相手に伝わりビジネスに大きな問題を生じてしまうかしれませんよね。
そのため、SpeaKing Bizを使い「どんなビジネスシーンでも使える正しい英語表現」を学ぶのはおすすめです。

トーキングマラソン【汎用性のある英語表現が学べるスピーキング特化の英語学習アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り(3,980円~/月) |
無料体験 | 14日間無料 |
トーキングマラソンは、英語辞典などで有名な「アルク社」が開発・運営している学習アプリ。多くの英語学習者が利用する英単語教材の「キクタン」のベースの知識としてスピーキングを学ぶことができるアプリになっています。
日常生活や職場などでよく使われるシチュエーションが多数用意されており、毎日最大6つのスキット(寸劇)から英会話表現を学びます。
早ければ1スキット5分程度で終わるので、スキマ時間を有効に活用することが可能。
自分がスキット内で話した英語は全てアプリが分析します。正解と全く同じ回答ができると「EXCELLENT」、答えは違うが意味合いは同じ場合は「GOOD」と表示され、音声認識の制度はかなり高いです。
僕自身、トーキングマラソンの有料会員としてアプリを利用していますのでよくわかりますが、毎日課題として出される「シチュエーション別の英会話」はかなり楽しく、ゲーム感覚で没頭することができるので続けられています。
スピーキング力を伸ばすためにも「毎日トレーニングできる環境」で学習出来た方が話せるようになるスピードも上がるので、トーキングマラソンで毎日異なるスキットで学べるのは大きなメリットだと思います。
トーキングマラソンは「14日間無料受講が可能」です。長い期間お試しで使うことができるので、ダウンロードしてまずはお試しでトレーニングを行ってみましょう。

Speakbuddy【日常生活からビジネスニュースまで学習できる英語アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り(1,167円~/月) |
無料体験 | 無料で使える範囲あり |
Speakbuddy(スピークバディ)は「音声機能×AI」を駆使した英語学習アプリ。日常生活で使える英語表現や最近のビジネスニュースまでアップデートされたカリキュラムを日々使うことが出来ます。
僕もかれこれ長いことスピークバディのアプリを使っていますが「英文法」「語彙力」「英語表現」などの各項目をスピーキングを通して学習できるので飽きずに続けられかなり重宝しています。
このアプリのすごいところは「AI機能がかなり精密」で、発音した英語をきれいそのまま拾ってくれます。ちなみに、最初に登録した名前を毎回の英会話レッスンで呼んでくれます。
コンテンツの数もかなり多く「日常生活」「ビジネス」「英会話入門」「海外旅行」「おもてなし英語」などの基本的なシーンから「ハワイ観光」や「シドニー観光」など、訪れた各土地で使える英会話表現も学習可能。
いくらスピーキングに特化したアプリだとしても、あまり自分に関係のないトピックやカリキュラム内容で学んでいてはインプットできる質も変わってきますし、何よりも長続きすることはありません。
その面、スピークバディのコンテンツは日々アップデートされて新しいものが追加されていくので、長期的にスピーキング学習を行いたい人にもおすすめです。
スピテン【プロの添削者が毎日の課題をチェックしてくれる】

おすすめ度 | ![]() |
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有料課金 | 月額:19,800円 6カ月プラン:109,800円 |
無料体験 | 7日間の無料お試しあり |
スピテンは、短期間で英語力を向上させることを目的とした英語コーチングスクール「PROGRIT(プログリット)」が提供するスピーキング添削サービス。
YahooやGoogleのブラウザから使用するのでアプリではありませんが、スマホやタブレットから使用できるのでここで紹介いたします。
このサービスは、スピテンが事前に用意している課題内容の質問に発話して答えるという形で録音した音声をチャットで添削者へ送り、その音声に対してプロの添削者が「添削・アドバイス」をしてくれるという流れになります。
※添削結果はラインで送られてきます。
毎日1つの課題に対するスピーキング音声を送ることになるので、スキルの向上はもちろんのこと「英語学習の習慣化」も身につける事が可能です。
上記の写真は僕が実際に体験してみた際のものですが、スピテンの感想としては、課題に対しての返信内容が非常に丁寧でわかりやすかった印象でした。自分では中々学習しづらい「音のルール」や「正しい英語表現」などアドバイスをくれます。
スピテンは「サブスクリプション(月額定額制)」で使えるサービスでもあるので、1ヶ月単位で学習を続けることができるので費用面でも安くおすすめ。
スピテンでは「7日間の無料体験」を提供しています。スピーキングを効率的に上達させたい方は一度試してみるのが良いですね、

最後に:スピーキングトレーニングを増やして使える英会話力を身につけよう!
今回は「スピーキング力を身につけるためにおすすめの英語学習アプリ」を、使うメリットや効果的な学習方法などを加えて紹介させていただきました。
スピーキング力が上がる英語学習アプリ
【1位】スタディサプリ(効果的にスピーキング力を鍛える)
【2位】HiNative Trek(ネイティブが英文や発音を訂正してくれる)
【3位】Speaking Biz(スピーキングを行いながら英文法の組み立てを理解する)
English With編集部で使ってみた結果、スピーキング力を鍛えると言う点では様々な英会話表現が学べる「スタディサプリ」や、実際にネイティブが英文の発音を指導してくれる「HiNative Trek」などが効果的だと判断しました。
※HiNative Trekは英語での解説がメインになるため英会話中級以上の方におすすめ。
ここで紹介したアプリをしっかり使うことができればスピーキング力を伸ばすことは可能ですが、繰り返し学習していると「アプリだけでなくリアルタイムで話したい…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
これは、僕自身が、英語学習アプリを使っていて「アプリに話かけるだけでなくて実際に英語ができる人に使いたい!」と思うようになった経緯があります。
そこで、English With編集部では、より効果的にスピーキング力を身につけるために「英語学習アプリ」と並行して「オンライン英会話」を利用した英語学習を行うことを推奨します。
スピーキングはどんどん学んだ英語表現や単語を使って見ることが上達のポイントですので、オンライン英会話で講師へ知識をアウトプットするのがかなりおすすすめです。
オンライン英会話に興味のある方は以下の記事を参考にしてみてください。

自分にあった学習方法や英会話スクール選びができるように、English Withではあなたの英語学習を応援しています。