今回は「TOEICリーディング対策で使えるおすすめ英語学習アプリ」をいくつか紹介していきます。
最近では、スマホやタブレットを使って手軽に英語学習ができるアプリがたくさんありますが、せっかくならTOEICスコアアップに直結するものを使いたいものですよね。
そこで、この記事ではEnglish With編集部が無料・有料の英語学習アプリを徹底調査し「TOEICリーディング対策に効果的なアプリ」をピックアップ。特徴別にお伝えいたします。
使ってみたいアプリがあれば、ぜひダウンロードして効果的にTOEIC対策を行なっていきましょう!
- TOEICリーディング対策で効果的な学習方法
- TOEICリーディング対策でおすすめできる英語学習アプリ
目次
TOEICリーディング対策で効果的な学習方法
TOEICスコアを少しでも上げるためには、どんな英語学習をアプリを使えば良いのか理解することがとても重要。
そこで、リーディング対策の際に学んでおきたい「学習方法」をいくつか紹介いたします。
英語レベル初級者~上級者まで使える学習方法になるので、ぜひ参考にしてくださいね。
- TOEICリーディング初級者向け:基礎英単語をたくさん覚える
- TOEICリーディング初級者向け: 基礎文法を覚える
- TOEICリーディング中~上級者向け:各パートの時間配分をする
- TOEICリーディング中~上級者向け:スラッシュリーディングを使った英語学習を行う
TOEICリーディング初級者向けにおすすめする英語学習方法
TOEIC初級者(スコアレンジ:~500点)の方におすすめする英語学習方法は以下の2つ。
基礎固めとして、ベーシックな「英単語」「英文法」を学ぶのが良いでしょう。
- 基礎英単語をたくさん覚える
- 基礎文法を覚える
1. 基礎英単語をたくさん覚える
TOEIC初級者の方がリーディングスコアを上げるために必要な学習方法は「英単語力をしっかりと伸ばすこと」です。
特に、基礎固めを行い簡単な英単語から瞬間的に意味理解ができるようになることが目標。
そのため、このレベルの方はまず「中学英単語」や「TOEICの基礎英単語」を使った学習から始めるのがおすすめです。
また、学習のコツとしては「日本語⇄英語」の意味訳だけでなく「発音」も確認しながら単語を覚える様にすると良いですね。
そうすることで、目からの「視覚情報」と耳からの「聴覚情報」を使った英語学習ができ、より記憶に留まりやすくなりますし、発音を学ぶことでリスニング力も一緒に上がります。
一石二鳥のトレーニング方法ですので、英単語を覚える際は「日本語⇄英語」と「発音」をセットで学習していきましょう。
2. 基礎文法を覚える
TOEIC初級者にとっては、英文法の仕組みをきちんと理解することも1つの課題です。英単語や英文法は「スコアアップに必要な土台」になりますので、学習を避けることはできません。
正直、僕もTOEICを何度か受験したことがありますが、ある程度英語ができる人でも、75分の制限時間内では足りないほどの英文を処理する必要があります。
そのため、TOEICスコアを500点以上まで上げたい方は、土台作りとして「英文法の基礎固め」を行うことが必要不可欠。そこを重点的に学習することで解くスピードも上がりTOEICでスコアを上げやすくなります。
まず最初は、中学レベルの英文法から学ぶのがおすすめで、学習アプリを使えばスマホやタブレットから閲覧することもできますし、文字が苦手という方は動画講義がメインのアプリを選ぶのが良いですね。
TOEICリーディング中~上級者向けでおすすめする英語学習方法
TOEIC中級~上級者(スコアレンジ:500点~)でおすすめできる英語学習は以下の2つになります。
TOEIC試験を攻略する際に準備しておきたいコツなども書いているので参考にしてみてください。
- 各パートの時間配分をする
- スラッシュリーディングを使った英語学習を行う
1. 各パートの時間配分をする
TOEICリーディング対策をする上で中級者以上の方がチェックしておきたいのは「試験の時間配分」です。
リーディングパートは「Part 5」「Part 6」「Part 7」から構成されており、全部で100問。
75分以内に全て解き切らなければなりませんので、各パートごとに何分かけて問題を回答していくかをあらかじめ設定しておくことが重要です。
TOEIC高得点者の方は、おおよそ以下のの時間配分で解いているケースが多いです。
- Part 5(30問):10分程度(1問20秒)
- Part 6(16問):10分程度(1問37秒)
- Part 7(54問):50分程度(1問55秒)
※残り5分は見直し等に当てます。
実際に秒数を数えながら一問一問解くのは現実的ではないので、アプリで慣れておきながら練習問題を使ってパートごとに何分かかったかなどで見直すのが良いでしょう。
2. スラッシュリーディングを使った英語学習を行う
TOEICで出題されるリーディングの量はかなり多いため、読解のスピードを上げておくことが求められてきます。
そのため、単語力を増やしながらぜひ行なって欲しい学習方法が「スラッシュリーディング」というトレーニング。
短期間で英語力を上げることができる「英語コーチングスクール」などでも多く採用されており、読解スピードだけでなく理解力・文章を予測する力なども鍛えることができるのでおすすめです。
英文を意味のカタマリごとに区切り、直接前から訳していくトレーニング方法。
例えば「A woman is paying a cashier.(女性がレジ係に支払っている)」という文章であれば、「A woman(女性は)」「is paying(支払っている)」「a cashier(レジ係に)」という形で前から文章を理解していきます。
リーディングスキルを上げるためにもぜひアプリを使ってスラッシュリーディングのトレーニングに取り組んで見てください。
TOEICリーディング対策でおすすめできる英語学習アプリ
ここからは、TOEICリーディング対策を簡単に行える「おすすめ英語学習アプリ」を特徴別に紹介していきます。
僕もTOEIC受験の際に使って良かったと思えた学習アプリですので、気に入ったものがあればダウンロードして見てくださいね。
- スタディサプリ
- SANTA TOEIC
- abceed
- mikan
- iKnow!
スタディサプリ【リクルート社が開発したTOEIC対策の決定版アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り |
無料体験 | 7日間無料体験 |
スタディサプリは、大手企業のリクルートが開発した英語学習アプリで、芸能人の桐谷美玲さんがテレビCMをされていたこともあり、認知度も高く多くの方が利用されています。
TOEICのスコア対策をはじめ、様々なカリキュラムを用意しているスタディサプリですが、TOEICコースでは各セクションのパート別に英語学習を行うことが可能。
「TOEIC演習20回分」に相当する問題集が用意されており、学習できる問題数もバリエーション豊富。自分の苦手するリーディングパートのみ選択して問題を解いていくこともできます。
さらに、出題された英単語の意味や文章の解説はもちろんのこと、TOEIC満点講師でもある「神授業」と呼ばれている関先生の動画講義を見ながら効果的に学習ができるおすすめアプリです。
現在、スタディサプリのTOEIC対策コースは「無料で7日間使い放題」ですので、まずは使用してみてその使いやすさや豊富なカリキュラムを試してみましょう。(※TOEIC対策コース入会の方は「月額980円」の日常英会話プランが無料で使用可能)
SANTA TOEIC【自動でスコア判定してくれるTOEIC専門アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り |
無料体験 | 使える範囲内であれば期限無し |
SANTA TOEICは、世界中で「100万人以上」が利用しているTOEIC対策に特化した英語学習アプリで、2019年に日本語版がリリース。
AIが膨大な受講生のデータベースを元に、自分に適したカリキュラムを提案してくれます。
そのため、「パート別に何を学習すれば良いのか」「自分が間違える問題パターン」などが一目瞭然でわかります。
僕自身も実際にSANTA TOEICで英語学習を行なっていますが、アプリ内の簡単なテストで「自分の想定スコア」と「目標スコア」が一瞬で把握でき、自分の得意・苦手分野が何なのかが良く理解できました。
※実際のTOEICスコアとの平均誤差も±20点以下
リーディング・リスニングセクションも両方学習することができますが、リーディングパートの問題集では、間違えた箇所から自動的に必要な文法形式を教えてくれて「どの程度理解しているのか」をグレードでわかりやすく確認することも可能。
徐々に問題を解くことで、現在のランクから目標スコアに必要なグレードに近づいていく感覚はゲームの様で楽しくリーディング対策の英語学習が行えるでしょう。
しかし、無料会員の場合は「TOEICのPart2・5のみ」が学習可能で、1日10問までと限定されてしまうので、しっかりTOEIC対策を考えている方は有料から初めても良いかもしれませんね。
abceed【TOEIC公式が作ったリスニング学習アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り |
無料体験 | 3日間無料 |
abceedは、アプリの教育カテゴリーで売り上げランキング1位を獲得し80万人以上の方が利用している英語学習アプリ。
このアプリでは、AIを使ったスコア予測機能が充実しており、過去の学習者のビックデータを元に最適なTOEIC問題を出題。
さらに、一度は書店などで見たことのある有名なTOEIC対策の本が使えるという事などもメリットで、英単語学習には十分すぎるほどの数が揃っています。
自己学習で必要なサブ機能(辞書やMY単語帳)なども充実しており、リーディング対策を行うには良い補助学習アプリになることでしょう。
abceedでは「3日間無料」で有料版の機能を使うことができるので、TOEICリーディング対策で、まずは試してみてはどうでしょうか。
mikan【サクサク使える英単語学習アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り |
無料体験 | 7日間~14日間無料 |
mikanは、英単語をゲーム感覚で楽しく学べるおすすめの学習アプリで、しっかりとTOEICに出題されている内容も網羅しているので効果的に学ぶことができます。
TOEIC初心者でも使える「小・中学生レベルの英単語」をはじめ、市販で販売しているTOEICのスコア別英単語帳なども使用可能。
また、mikan TOEICというTOEICの英単語のみを扱った有料アプリ(480円)もあります。
※mikan TOEIC 上級もあり(480円)
mikanを使った学習の流れとしては、自分が学びたい教材を選択し「英語→日本語」の単語問題をこなしていきます。
これだけでは普通の単語学習アプリと変わりませんが、同時に「ネイティブの発音音声」が聞けたりもするので、リーディング対策で単語を学びつつ、耳のトレーニングとしてリスニング力も上がります。
さらに、mikanのアプリ内には「4技能テスト」というカリキュラムも用意されており、単語以外にも、ランダムに出題される英文法の中から穴埋め形式で単語を学習することもできます。
そのため、リーディングセクションを攻略する上で大事な「英単語力」「英文法力」もしっかり身につけることのできるアプリなんですね。
個人的には、アプリ内で登場するみかんのキャラクターが問題が終わるごとに褒めてくれるので、楽しみながら学習できますし、毎日習った単語数がグラフ表示されるので目標設定もしやすくおすすめです。
有料会員については、1年間のまとめ支払いであれば「14日間無料」。毎月支払い・6ヶ月のまとめ支払いであれば「7日間無料」と異なるので学習期間を決めて登録しましょう。
※無料期間終了の24時間以前であれば課金無しで解約可能です。
iKnow!【TOEIC専門コースも用意されている英語学習アプリ】

オススメ度 | ![]() |
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有料課金 | 有り |
無料体験 | 5回分のセッション無料 |
iKnow!は、オンライン英会話で知名度の高い「DMM英会話」が開発した英語学習アプリで、TOEICスコアコースが専門的に用意されているので効果的な英語学習が期待できます。
このアプリではTOEICスコア別に4種類のコースを用意(470点・600点・800点・900点)しており、リーディング対策では頻出英単語に応じた「日本語訳」や「例文」を参考に学習が可能。
英語音声も一緒に聴くことができるので、リスニングの学習も同時並行で行えますね。
無料体験では5回分のセッションまで利用することができますが、それ以降は有料になってしまうので、しっかりとTOEICリスニング対策を考えるのであれば有料会員になるのが良いでしょう。
「それでも有料会員はちょっと気が引ける…」という方には、オンラインDMM英会話を受講する(会員になる)ことを優先的におすすめします。
その理由は、オンライン英会話の会員になることで自動的に「iKnow!有料会員の権利」が付与されるので「オンライン英会話を受けながらアプリも並行して使用する」ということであれば、DMM英会話への入会を先に行なった方がお得です。
DMM英会話について詳しく書いたある記事を読みたい方は以下を参考にしてください。

最後に:TOEICリーディング対策はスキマ時間を有効に使いましょう!
今回は「TOEICリーディング対策に役に立つおすすめ英語学習アプリ」を特徴を踏まえて紹介させていただきました。
- 公式サイト:スタディサプリ
- 公式サイト:SANTA TOEIC
- 公式サイト:abceed
- 公式サイト:mikan(Google Play版)
- 公式サイト:mikan(Apple版)
- 公式サイト:iKnow!
僕も英語学習アプリは様々なものを試してきましたが、「無料でも使えるTOEICのリーディング対策に役立つ」アプリはたくさん存在します。
しかし、無料会員のままですと「レッスンの途中で広告が入り10秒間何もできない時間」があったり「毎日の学習記録が記録としてセーブできない」なんてこともあり、学習に非効率だと感じることも。
効率よくTOEICスコアアップを目指しているのであれば、有料会員になってストレスフリーな状態で学習した方が時短にもなるのでおすすめですね。
通常、スマホやタブレットの学習アプリは、通常の英会話スクールと比べても、料金面でリーズナブルですし、入会金などもかかりません。
あくまでも「TOEICを受験する間に使うだけ」と思えば、そこまでコストはかからないはずです。
また、English WIth編集部では「学習アプリ」に加えて「オンライン英会話」または「TOEIC対策のスクール」を並行して活用することも推奨しています。
より短期間でのTOEICスコアアップを目指すのであれば、体系的なカリキュラムを元に学習できるので効果的です。
アプリだけのTOEIC対策は強制力がないので、英語学習を習慣化させるという意味でも「オンライン英会話」または「TOEIC対策のスクール」をアプリと並行させて利用した方が、結果も出ることでしょう。
興味のある方は以下の記事も参考にしてみてくださいね。


自分にあった学習方法や英会話スクール選びができるように、English WIthではあなたの英語学習を応援しています。