今回は、英語コーチングスクールとして有名な「TORAIZ(トライズ)」の創業者である三木雄信氏にインタビューを行ってきましたので記事に書いていきます。
トライズは、専属コンサルタントのサポートやネイティブ講師とのレッスンの下で、12ヶ月という期間徹底的に英語力を鍛え、上達を目指す英語コーチングスクールです。
English Withでも編集部スタッフがトライズのプログラムを受講したことがあるのですが、英語力上達の効果はしっかりと出ていました。
※受講に関して連載記事を書いているのでよければ参考にしてください。
そんなトライズですが、今回は創業者である「三木雄信氏」に対してスクール運営や様々な事を聞いてみることに。
トライズというスクールが生まれた理由から、独自の学習方法、モチベーション維持の方法など、僕自身、一人の英語学習者としてもためになるお話でしたので、この記事では全て書いていきたいと思います。
「トライズはどのようなスクールなのか詳しく知りたい!」と思っている方はこの記事を読むことで理解を深めることができるのでぜひご覧ください。
今回のインタビュイー
トライオン株式会社 代表取締役
三木雄信
1972年、福岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。三菱地所株式会社を経て、ソフトバンク株式会社に入社。27歳で同社社長室長に就任。孫正義氏の下でマイクロソフトなどアメリカのIT企業とのJV(ジョイント・ベンチャー)の設立、ナスダック・ジャパン市場創設・日本債券信用銀行買収、ブロードバンド事業「Yahoo!BB」など数多くのプロジェクトを担当する。
2006年には、ジャパン·フラッグシップ·プロジェクト㈱を設立。
ベンチャーから東証一部企業の社外取締役を多数務める。同時に厚生労働省で年金記録問題、内閣府で福島第一原発の廃炉汚染水問題のプロジェクト支援を行う。
また、ジャパン·フラッグシップ·プロジェクト株式会社傘下のオンライン教育企業トライオン㈱で、2015年には「1年1000時間で本当にビジネスで使える英語力」が身につくコーチング英会話「TORAIZ(トライズ)」を開始。日本の英語学習を抜本的に変えていくことを目指している。
目次
- 質問①:今まで三木さんが歩んできたキャリアについて教えてください。
- 質問②:英語を本格的に学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
- 質問③:トライズ創業の経緯を教えてください。
- 質問④:トライズでは「効率性に徹底した英語学習」が特徴的ですが、三木さんが実際に行ってきた学習方法を教えてください。
- 質問⑤:三木さんが英語学習に取り組む中で意識した点や逆に意識しなかった点などあれば教えてください。
- 質問⑥:お仕事をしながら英語学習するのはかなり大変ですが、どのように時間捻出をしていたのですか?
- 質問⑦:英語学習においてモチベーションの維持はどのようにされていたのですか?
- 質問⑧:英語を話せるようになったことがご自身のキャリアや人生にどのように影響していますか?
- 質問⑨:現在、翻訳機能の発達で英語はそこまで必要ないと考えられていることもありますが、近い将来で英語の必要性はどのように変わっていくかと思いますか?
- 質問⑩:最後に、英語学習を始めようとしている方に向けてメッセージをお願いします。
- まとめ:TORAIZ(トライズ)は三木代表の軌跡が詰まった英語コーチング!体験受講でその内容をご自身で確認してみましょう!
質問①:今まで三木さんが歩んできたキャリアについて教えてください。
三木さんと言えば「ソフトバンクの社長室長」というイメージが強いのですが、以前より独立される予定はあったのですか?
高校の同級生に孫正義さんの実弟である泰蔵氏が同じクラスであったり、隣のクラスにはホリエモン(堀江貴文氏)もいたので、学校の風土的にも「独立するのが当たり前」みたいな感じはありましたね。
また、トライズは2016年に創業されていますが、以前から教育業界でのキャリアを考えていたのですか?
そこで考えたのが「教育」でした。英語を手に入れると転職だったり、キャリアアップが目指せたり、住む環境が変わったり、幸せに間違いなく繋がるなと思いました。
社長は朝から晩まで会社について考えるものですので、せっかくずっと考えるのであれば人の役に立つ·感謝される事業をと考えトライズを始めました。
質問②:英語を本格的に学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
大学受験で英語は学んでいたのでテキストベースでは理解できていたんのですが、話すとなると全然違うなと思いましたね。
実際、その時どのような気持ちだったんですか?ここまで言われたから「やってやるぞ!」といった感じですか?
そんな事を社長に言わせるような秘書はありえない!と思って「やらなきゃまずい」と強烈に感じたのがきっかけですね。
質問③:トライズ創業の経緯を教えてください。
そういう意味での限界があると言うことでしょうか?
残りの3点目ですが、e-Learningでは一応質問はできますが一方通行の場合が多く、「結果に対するやりがい」みたいのものが無いかなと思います。
それでどうしたら良いかと考えた先にあったのが「英語コーチング」だったのでトライズを創業しました。
質問④:トライズでは「効率性に徹底した英語学習」が特徴的ですが、三木さんが実際に行ってきた学習方法を教えてください。
①シャドーイング
②フレーズ暗記
③毎日ネイティブレッスン
シャドーイングをすると「文字が結びついてきて意味がわかるようなる」といった効果があるので良いトレーニングですね。
フレーズ暗記は、文法と単語は日本人の場合インプットできている点で、それが使えるものとして即時に出るようにトレーニングをします。
ただこの2つで英語学習だけでOKかというとそうではなく、英語はコミュニケーションツールですので英会話を実践的に使わないとダメだと思っていて、3つ目のネイティブとのレッスンはそういった理由があります。
仕事ができる人は、相手の話している意図や気持ちを汲み取った上で、コミュニケーションを行うので、英語でも一緒でストラテジーを考えることが大事です。
日本の文化は会社の中では同じような用語·情報を持っているのでなんとなく通じるものがありますが、他の国の人たちと仕事をするとなれば、彼らの知っていること·知らないことを確認しなければ仕事になりません。
英語を使った仕事では「相手が何を知っていて、知らないのか?」、コミュニケーションを通じて理解してゴールに向かうためにどの手段を用いて話をすれば良いのかを考えることが重要です。
それは文法や単語力のあるなしではない話ですので、レッスンを行うことは必要なんですね。
質問⑤:三木さんが英語学習に取り組む中で意識した点や逆に意識しなかった点などあれば教えてください。
①英語のプロジェクトマネジメント
②接木(テキストベースの学びをリスニングやスピーキング力に繋げる)
③コミュニケーション力を磨く
と言うことで、英語のプロジェクトマネジメントでは「ゴール志向」「数値化」「PDCA」を特に意識すべきことです。
ゴールを設定しないと何を学習すれば良いのかわかりませんし、英語の伸び率を数値で確認するために定点観測できるテストを行ったりします。
しっかりとインプットした内容をアウトプットして使える英語力にしていく過程が大事になります。
①発音は捨てる
②単語は単語帳では覚えない
③言い回しもたくさんは覚えない
私の英会話の目標は「孫社長」なのですが、実際に彼の英語力はそこまで高くはありません。
発音が良くない、英文が難しくなくても有名な経営者に向けてプレゼンして交渉しているのをみて問題ないと隣で感じていました。
これは伝わる英語が話せれば良いという考えですか?コミュニケーションをスムーズにするためにも言い回しは多い方が良いのかなと思ったのですが。
私の場合は、ソフトバンク時代を振り返るととにかく使える英語力がすぐに必要だったので、最低限の英語力をまずは学ぶと言うスタンスでした。
質問⑥:お仕事をしながら英語学習するのはかなり大変ですが、どのように時間捻出をしていたのですか?
また、これは大学受験の時からの習慣なんですが「1週間サイクルで1日休み」と言う自分ルールの元で学習を進めていましたね。
質問⑦:英語学習においてモチベーションの維持はどのようにされていたのですか?
① ゴールを明確にした(孫社長の英語·発音はカタカナ英語·単語は3000語+アルファ)
② 仲間がいて恥をかきたくなかった
③ 習慣化
他の受講生も私のようにすぐに英語力を伸ばしたい人ばかりで、皆シャドーイングや英文暗記などもしていたので「レッスンは休まずに参加しなければ」「予習·復習もちゃんとやろう」と思えたのが結果としてモチベーション高く学習できた理由なのかと思います。
やはり、一緒に学習している仲間がいたり、周りの目がある中の方が効果は出ますね。
人数分のversantスコアの推移もあるので「これを続けていれば英語力が上がる」といった事例があるのは強いですよね。
質問⑧:英語を話せるようになったことがご自身のキャリアや人生にどのように影響していますか?
結果として、証券市場も作りましたし、銀行を買ったり、通信会社も作ったりと様々な経験をすることができています。
また、トライズをはじめとする教育系事業を立ち上げたことで「人の役に立つこと」ができていると感じています。
質問⑨:現在、翻訳機能の発達で英語はそこまで必要ないと考えられていることもありますが、近い将来で英語の必要性はどのように変わっていくかと思いますか?
また、世界のスタンダードが英語であると言うことからも「文字ベースの知的資産は全て英語」になりつつありますよね。例えば、医者の世界では中国人が書いた論文でも英語で、これは学会全体に英語が浸透しているからということですが、世界全体で英語がより共通化していきます。
英語はコミュニケーションツールですので、相手の様子を見ながらディスカッションしたり、深い内容の話をする意味では英語を円滑に使えるようになっていた方が断然仕事も上手くいきます。
質問⑩:最後に、英語学習を始めようとしている方に向けてメッセージをお願いします。
インド人やブラジル人と話をしていると日本人の10倍は英語で会話してくるのですが、文法や単語も知らないんですよね。
それはなぜかというと、彼らにとって英語は「コミュニケーション」とでしか思ってなくて話していくいうちにお互いのことわかってくるよね。という感覚を持っているんです。
日本人は、完璧に通じることが大事だと思いがちですが、わからないところはわからないと言えば良いし、質問や推測をして一緒にゴールに向かっていければ良いわけなので、まずは自分の英語力を理解した上で自己学習を行い、ある程度のテーマで議論できるネイティブとのアウトプットレッスンが大事になります。
まとめ:TORAIZ(トライズ)は三木代表の軌跡が詰まった英語コーチング!体験受講でその内容をご自身で確認してみましょう!
今回は、英語コーチングスクール「トライズ」の創業者である三木雄信氏にインタビューさせていただき記事にまとめました。
三木氏は、孫社長の社長室長として「仕事の効率化」を元に業務をこなしてきて、その経験を元に、英語学習も最短で学べる方法を確立しました。
仕事の効率化·英語学習の効率化に関して執筆している書籍も多数あるので、気になる方は一度手に取ってみてください。
自身の経験を元にした学習方法をトライズのカリキュラムに反映させていることで、多くの受講成功に導き、すでに5,000人以上の受講生が大幅に英語力を伸ばしています。
僕も今回のインタビューを通じて「英語は相手ありきのコミュニケーションツールであること」を再認識することができたので、非常に学びの多い時間でした。
トライズでは体験受講として「1回分のカウンセリング」を無料で受けることができます。
カウンセリングでは「苦手分野の発見」や「適切な教材選び」「学習スケジュールの考案」など、英語学習のプロからアドバイスをもらうことが可能です。
トライズ各校舎でもオンラインからでも受講ができるので、ぜひこの機会に体験してみてはいかがでしょうか。
自分にあった学習方法や英会話スクール選びができるように、English Withではあなたの英語学習を応援しています。
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