今回は「英語力がないけど海外で働きたい方」のために、海外転職は可能かどうかについてお伝えしていきます。
海外への転職は、働く場所が変わるだけでなく働く人や相手も大きく変わってきます。そのため、様々なことにチャレンジできる環境であることは間違いなくキャリアの幅を広げることが可能です。
しかし、海外で働くには英語力が必要なのではないかと思い「自分には英語力がないから…」と断念してしまうケースもあるのではないでしょうか。
実際に英語力はあることに越したことはありませんが、海外で働く場合でもそこまで必要のないケースはあるのです。
そこでこの記事では「英語が話せなくても海外転職はできるのか?」をテーマに「おすすめの職種」や「求人情報の見つけ方」を紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
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目次
英語が話せなくても海外転職しやすい職種【6選】
まず最初に、英語が話せなくても転職しやすい方法を理解するために海外で働ける可能性のある職種を6つ紹介。
僕自身、アメリカ留学をしていた際に働いていた職種もいくつかあるので経験談も含めてお伝えできればと思います。
自分が働いてみたい職種があれば海外転職できるチャンスですので順にチェックしてみましょう。
- アジア圏のコールセンター
- Web関係の仕事
- 日本人向けのツアーガイド
- 飲食店のウェイター
- レストランのオーナーや料理人
- 日本語教師や助手
アジア圏のコールセンター
コールセンター業務は日本国内をはじめ海外でもメジャーな職種です。商品やサービスに関してのお問合せや使用方法などについて顧客対応をします。
東京・大阪といった大都市では大規模なコールセンターを構えることが難しいので地方に設置するケースが多いのですが、その延長でアジア圏の都市部をメインに広げている大企業も多くあります。
日本向けサービスであれば、日本人からの問い合わせを日本語で対応することになるので、英語ができない人でも問題なく海外で仕事をこなすことができます。
Web関係の仕事
IT業界では英語を使う機会が多くありますが「設計・開発エンジニア」などの職種では、プログラム言語を扱うことが主な仕事ですので、他人と話すための英会話力という観点ではそこまで必要ではありません。
また、僕自身がまさにそうですが、場所を問わず働けるライター業なども転職市場ではあります。日系企業がアジア圏の国で会社を興し現地で働ける求人を出している例などはよくある話ですね。
また、日系企業に向けてWeb関係の開発アプリやツールなどを営業する仕事も稀にあります。
日本人向けのツアーガイド
日本人観光客が多く集まる国や地域では、日本人向けのツアーガイドが必要です。道中で英語力が必要とされる部分もありますが、簡単な日常会話ができれば問題なくツアーは催行できます。
僕自身、大学在学中にラスベガスでツアーガイドとして働いていたことがありますが、周りの人は、僕と同じように日本人の大学生であったり永住権を持っている日本人の方でした。
英語のできないお客さんにとっては日本語ができるツアーガイドは頼りになる存在ですので、日本語できちんとコミュニケーションが取れれば英語力は程々で大丈夫です。
飲食店のウェイター
日本食レストランをはじめ、日本人が多く訪れる観光地の飲食店であればお客さんとの会話は日本語で可能。
もちろん日本人以外の方の接客も必要ですが、ウェイターが使う英語は型にはまった会話表現ですのでそこまでの英語力は求められません。
ウェイター業も留学中にアルバイトとして行っていました、注文のやり取りや食べ物に関する質問(アレルギーやお持ち帰りなど)が多く一回学べばすぐに覚えられます。
働いていた従業員も全員日本人でしたし、オーナーの奥さんに関しては指差しで注文を取っているほどでした。複雑な会話は基本的にはないので、英語力に自信がなくても働くことは可能です。
レストランのオーナーや料理人
レストランのオーナーや料理人を目的としても海外転職であれば英語をほとんど話さずに仕事を行うことができます。
オーナーであれば日本人通訳者を通じて現地の契約や取り決めを行えますし、料理人の場合は厨房でオーダーを聞いて料理を作ることがメインになるのでそこまで英語力は必要ありません。
もちろん転職者として採用されるために料理人としてのスキルは必要ですが、英語力はそこまで重視されないでしょう。
僕の友人でも、日本の寿司職人育成の学校に通った後に海外の日本料理店に転職しました。実際に日本語しか話せない人が料理人として海外転職する例は多くあるので狙い目です。
日本語教師や助手
日本語教師は主に現地の人に日本語を教えるのが仕事なので、わからない点などを詳しく英語で説明をする必要があると思いがちですが一概にそうではありません。
もちろん一人でクラスを仕切る場合などは英語力は必要ですが中には、日本語教師のサポートをする職種や日本語学校によっては「Japanse Only(日本語のみ)」で会話をするところもあるのです。
こちらの職種も僕自身が留学中に経験していたもので、子供向けの日本語学校の日本人教師のサポート役として働いていました。
英語よりも子供たちと一緒に遊んだり教師が円滑にクラスを進められるようにサポートする仕事などがメインだったので英語力はそこまで必要ではなかったです。
英語が話せなくても海外転職ができる求人の選び方【3つの方法】
ここまで、どんな職種であれば英語が話せなくても海外転職しやすいかについてお伝えしてきましたが、次のステップとしては転職サイトを使って求人をリサーチすることが必要になります。
そこで、ここからは「海外転職するための情報リサーチの仕方」を3つの方法に分けて説明していきます。確認していきましょう。
- 日系企業へ応募し海外拠点である現地採用を狙う
- 日系企業へ転職し駐在員として海外に赴任する
- 海外に点在している日系企業へ応募する
1. 日本企業へ応募し海外拠点である現地採用を狙う
「日系企業の現地法人」や「海外支社」で直接採用されるケースが英語力が無くても転職可能な方法の1つになります。
日本の大手企業をはじめ多くの企業で海外法人や支社を持つことはよくあることです。そのため、比較的転職できる求人情報も多く入りやすいのが特徴的。
海外での駐在員との違いは駐在員の場合は急な帰国や転勤もありますが、現地採用で転職できれば期間の制限なくその国で過ごすことができます。
2. 日本企業へ転職し駐在員として海外に赴任する
もう1つの方法としては、日本の企業に転職をして駐在員を目指す転職の仕方です。
ご存知の通り、グローバル化が進んでいることもあり「海外駐在を前提として求人を出す」企業も多く存在します。
ただし、海外勤務できる期間や場所は会社次第というところもあり、自分で選ぶことは難しいでしょう。ただ、給与面では駐在員で海外勤務をする場合は、各種手当が充実するので国内勤務よりも待遇されるかと思います。
3. 海外に点在している日系企業へ応募する
最後は「海外の日系企業」へ転職をする方法が挙げられます。「そんな企業あるの?」と思われるかもしれませんが結構存在するんですね。
海外の日系企業とは「海外に会社はあるが仕事内容は日本とあまり変わらない」ということで働く人は日本人である場合が多いです。
その多くが大きな会社ではなく待遇もそこまで整備されてはいませんが、ワークビザを迅速に発行してもらえたり社長や上司との距離も近いことから海外転職しても何かとサポートしてくれます。
英語が話せなくても海外転職でキャリアを築くために英語レベルは上げるべき
「英語が話せなくても海外転職は可能」とはお伝えしてきましたが、英語力はあって困ることはありません。海外で働くということは英語での生活を余儀なくされますし、外国人の同僚や上司ができる可能性もあります。
また、転職時の履歴書でも「TOEIC〇〇点」などの資格を持っていた方が、英語力不問の求人へエントリーしていたとしての採用のポイントになることもあります。
転職前に最低限身につけておいた方が良い知識をここではお伝えしていくのでチェックしておきましょう。
- TOEICのスコア取得
- 英語のライティングスキル
- 簡単なスピーキング力
TOEICのスコア取得
TOEIC(L&Rテスト)のスコアを取得しておくことは1つ外資系への転職の際に役に立ちます。
多くの外資系企業では「TOEIC L&Rのスコア」を採用基準として設けておりその基準は「500点以上」のものもあります。700点以上あると海外転職できる求人数も増え選択肢が増えます。
英語力不問で海外転職できる求人情報もありますが、海外で働くことを想定すると「英語力を証明できるもの」としてTOEICスコアはとっておいた方が良いです。
今後、TOEIC受験を考えている、スコアを伸ばしていこうと思う方は以下の記事で「TOEIC対策ができるオンライン英会話スクール」をまとめているので参考にしてみてください。
英語のライティングスキル
海外にある日系企業に就職したとしても、ある程度「英語のライティングスキル」は必要になります。
日系企業同士の取引であれば日本語で介することができますが、海外企業とのやり取りはメールやチャットを通じて英語で行われることが多いです。
仕事をやりながら英語を覚えていくのが最も効率的ですが転職者である以上、即戦力として基本的なライティングスキルを身につけておくことが得策。
ビジネスメールなどのライティングスキルを身につけたい方は以下の記事で紹介しているオンライン英会話スクールで学ぶのがおすすめです。
簡単なスピーキング力
海外現地での転職が決まったら日常生活をはじめ、仕事面でも外国人と話す機会が出てきます。
英語が苦手な場合でもコミュニケーションをとるケースは大いにあるので、自分自身のためにも「最低限の日常英会話力」はきちんと学んでおくことが大事です。
特にキャリアアップをするためには「英語力」は今後必須になっていくかと思うので、日常会話からビジネス英語を学べるオンライン英会話などで事前学習しておくと良いでしょう。
例えば、ビジネス英語特化で学べるオンライン英会話の「ビズメイツ」であれば、初心者の方でも基礎から学習に取り組め、レベル別・業種別にスキルアップを目指すことができます。English With編集部でも受講したことがありますが、オンライン英会話の中でも特におすすめできるスクールのため、英語力向上のために利用してみると良いでしょう。
無料体験レッスンから参加ができます。
公式サイト:オンライン英会話 Bizmates(ビズメイツ)
英語力が話せなくても外資系企業を目指せる案件が多い転職エージェント【3選】
海外転職をするための知識が身についたところで、ここからは求人情報を扱っている「転職エージェント」を見つけていく必要があります。
転職エージェントは大小含めると数え切れないほどありますが効率的に転職活動を行うためにも「英語力を問わない海外転職を扱っている求人」が多く掲載されている転職エージェントから探すことをおすすめします。
外資系企業の掲載数が多い転職エージェントをピックアップしたので以下の3つはまずは登録してみて求人情報をチェックしてみましょう。
上記の転職エージェントでは「紹介できる求人数が多い」ということで、業界トップクラスの求人件数を扱っています。
また、海外転職系の求人の中で英語力の基準が「TOEIC500点以上」「多少文法が拙くてもOK」とされているものもいくつか存在します。他の言語が使える方の転職情報も多いですね。
このような求人を多く掲載しているのがお伝えした3つの転職エージェントです。まずは登録して転職活動を進めていきましょう。
※各転職エージェントの特徴について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
最後に:英語が話せなくても海外転職への道は開ける!しっかりリサーチをしよう!
今回は、英語が話せなくても海外転職できるのかについて「おすすめの職種」や「リサーチ方法」などをメインにお伝えしてきました。
僕もそうでしたが海外で働くことは、生活面でも仕事面でも日本では経験できない多くのことを学ぶことができます。
そのためにも、転職までの間にしっかりと「英語力を向上」させておいて、転職活動中に良いアピールができるように努めましょう。
そしてここで紹介した「転職エージェント」への登録は予め行っておき、良い求人があれば積極的にアドバイザーへ相談して話を進めておくことをおすすめします。
海外で働くためには、企業側で用意しなければいけないことが多く、現地の手続きやビザの発行など時間のかかる場合があります。そのため、転職活動は想定よりも早めに行うのがベストです。
海外転職への情報を集めながら英語力を少しずつ伸ばしていけるように学習を始めていきましょう!
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