オンライン英会話

オンライン英会話で完璧な英語力は身につかない。活用方法を知ろう。

※記事内にプロモーションを含みます。

自宅で簡単にスマホやパソコンで英語学習が出来るオンライン英会話。数あるオンライン英会話スクールが個々の強みや特徴を宣伝して、フィリピン人や世界中の講師とマンツーマンの英会話レッスンが出来ると注目を集めています。

結論から言うと、「オンライン英会話で完璧な英語力は身につきません。

オンライン英会話スクールの元スタッフで、新規スクールも立ち上げた経験もありますが、オンライン英会話には限界があります。

オンライン英会話での英語力向上には、限界がある

オンライン英会話のマンツーマンレッスンは1レッスン25分がほとんどです。例え、毎日1レッスン25分間学習したとして1ヶ月間(30日間)で合計学習時間は750分(25分×30日間)。時間数で言うと約12時間弱となります。

このペースで3ヶ月間英語学習を続けたとして、英語が伸びると思いますか?答えは、ノーです。英語力向上に必要なのは、圧倒的な学習時間の確保です。

少し学習したぐらいで英語が伸びるのであれば、英会話スクールやサービスの需要は0です。英語ネイティブではない日本人が、英語力をアメリカ人やイギリス人並に英語を伸ばしたいのであれば英語を日常的に使う環境が必要です。

毎日1レッスン受講できるオンライン英会話なんてのも多くのオンライン英会話で見受けられますが、圧倒的な英語を使う環境は作ることが出来ないし、そもそも毎日1レッスン25分でさえ、受講しないユーザーがほとんどです。

学校や仕事などで忙しい環境の中で、25分のレッスン時間を生み出すことが出来るのは英語学習の目的が定まっている人や仕事で今すぐ英語が必要な人・英語学習に精通したコーチがいるかのどちらかになります。

オンライン英会話のマンツーマンレッスンで学べること

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オンライン英会話で完璧な英語力は身につきませんが、決して否定をしているわけではありません。英語力向上の手助けしてくれるのは間違えありません。

オンライン英会話スクールに強みや特色は異なりますが、オンライン英会話で学べることは個人的に以下のことだと思っています。

・英語の「話し方」が身につく。
・英語を「話す」自信が身につく。
・英会話が「話せることは楽しい」と気づく。

日本人は日本で生まれ育っているので当たり前のように、年を重ねる毎に上手く日本語を話すことが出来るようになります。

ただ、英語の場合は日本に住んでいる限り日常で話すことはほぼ0と言っていいでしょう。つまり、英語学習を始めた瞬間は、海外の幼稚園児以下のレベルです。

幼稚園児が英語の「話し方」を知っているわけがありません。だからオンライン英会話で、英語に触れる時間を取ることで「話し方」を身につけることが出来ます。

レッスンを重ねる毎に、英語の「話し方」を習得していきます。習得スピードは個人差がありますが、ひとつひとつ英語の「話し方」を習得していくことで、英語を「話す」ことに自信が付いていきます。

外国人講師と英会話をして意思の疎通をしていることで「自信」に繋がります。

外国人と英語で会話を繰り広げることで、外国人の異なる文化や習慣・講師個人の意見を知ることで英会話が「話せることが楽しみ」に変わっていきます。逆に言うとオンライン英会話を批判をしているような人がいたら英語を「話す」自信が付く前に挫折している人かもしれません。

そもそもネイティブレベルに慣れる人はごく一部

英語力をネイティブレベルに到達する人は、ごく一部だと思います。海外生活が長いからと言っても完璧な英語力が身につくのは、過ごし方次第ですし、海外留学・海外での仕事・英語の講師マネジメントをしていた私の英語力は人に自慢できるほどではありません。

それでも、英語を使って外国人と会話はすることが出来るし、自分の意見を伝えるという意味では問題ありません。

英語を学ぶ上で、「ネイティブレベルの英語力を話せる必要はない。」と個人的には思います。

学習をし始めた時は、「かっこいい発音を覚えたい」、「ネイティブ並の英語力を覚えたい」と思いますが、そんなのは夢のまた夢。幼少期から英語学習をし始めない限り、難しいと思います。

それを理解した上で、英会話学習をすることが大切です。

学習目的を持って始めるオンライン英会話は抜群に効果がある。

単純に「ネイティブ並の英語力を話したい」という抽象的な理由で、英語学習を始めるのは危険です。英語学習に限らずですが、明確な目標を持つことは非常に大切です。

「海外就職をする」とか「TOEIC800点を取って、海外転勤を叶える」など、目標は人それぞれですが英語力を鍛えることでその先にどんな未来が待っているかを想像してみて下さい。

明確なビジョンを持っている人の英語力の成長率は早いです。それが、「海外旅行で楽しための英語力を身につける」でも充分な目標です。

外国人と英語を話している自分を想像して見て下さい。

オンライン英会話で、英語力を鍛えるには

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オンライン英会話だけでは、英語学習には限界があります。それは、学習時間や学習環境です。ただ、駅前留学などの通学型英会話スクールも同様に、週1〜2回の1時間程度で英語力を鍛えるのは無理があります。

では、どのように日本に居ながら英語力を鍛えるのかというと、英語サービスと自習学習を組み合わせて継続学習をすることです。

数多くの英語学習のサービス・情報がある中で、オンライン英会話は自宅でレッスンが出来る分、時間を効率良く使うことが出来ます。オンライン英会話と通学型のレッスンを組み合わせるのは場合によってはありです。

講師と対面のレッスンで、英会話の臨場感を感じ、慣れて通学型のレッスンがない時はオンライン英会話で自宅でレッスンを行う。こんな学習方法も有効です。

費用面や物理的に通学レッスンとオンライン英会話をするのが難しい場合は、通勤や通学の時間に英単語アプリや単語帳などで知識量を増やすことをオンライン英会話に組み合わせてみて下さい。

自習で学習した英単語や英文法をマンツーマンのレッスンで思う存分練習をするというサイクルが作れれば効率よく英語学習をすることが出来ます。

まとめ

オンライン英会話のみで、英語力を鍛えるのは個人的には限界があると考えています。

ただ、それに加えて多くのオンライン英会話スクールや英会話サービスが登場しているのも事実です。

学習目的に合わせたサービスを選択して、効率よく英語学習ができるようにしましょう

 

執筆者
吉田 和史
LISH株式会社代表取締役CEO。留学カウンセラー・語学カウンセラーとして500名以上のカウンセリングを経験。また、オンライン英会話・英語コーチングサービスの事業責任者として英語教育業界で経験を積み、LISH株式会社創業。コンテンツ責任者としてメディア全体の運営を行っています。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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