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英語でプレゼンテーションするために重要な7つのステップを紹介

英語でプレゼンをする際に重要ないくつかのステップ
※記事内にプロモーションを含みます。
英語でプレゼンテーションをすることが決まったけれど、どうしたらいいのだろう。英語のプレゼンテーションの流れが知りたいな。
Imai
Imai
ライターのImaiです。大学時代に4年間、学習塾で英語講師として働いた経験があります。現在は起業をして、ライター、ライティングセミナー講師、編集者、校閲者として活動中です。

仕事や学校の授業で英語でプレゼンテーションをすることになると、ドキドキと緊張しますよね。初めてのプレゼンであれば、どんな流れで話せばいいのか悩むこともあるでしょう。

そこで今回は、英語でプレゼンテーションをするために重要な7つのステップをご紹介いたします。

英語のプレゼンテーションで使えるフレーズも記載したので、プレゼン予定がある方は参考にしてみてください。

英語でプレゼンテーションするために重要な7つのステップ

最初に、英語でプレゼンテーションをするために重要な7つのステップをご紹介いたします。

7つのステップ
  1. 挨拶をする
  2. 自己紹介をする
  3. 目的を伝える
  4. プレゼンテーションの概要を伝える
  5. プレゼンテーションの詳細を説明する
  6. 結論を伝える
  7. サマリーを伝える

くわしくステップを見てみましょう。

ステップ1.挨拶をする

スピーチする人まずはしっかりと挨拶をすることが大事です。

挨拶はその人の第一印象や雰囲気を決める非常に重要な部分です。そのため、例え英語が苦手でも自信を持って堂々と挨拶をしましょう。

英語でプレゼンテーションをするのに慣れていないため、自信が持てない方は、自分ではない誰か(具体的な人物でも可)になりきったつもりで、挨拶をするのがおすすめです。

また挨拶のコツは、下を見ずに聴衆を見渡すようにすることです。目の前だけでなく、斜め右や斜め左などにも人がいると思うので、全体を見渡しながら、1人ひとりに挨拶をしている気持ちを持って英語で話してください。

冒頭の挨拶で、声が小さい、モジモジとしていると、内容は良かったとしても聴衆の印象に残らないプレゼンテーションになってしまうので、冒頭の挨拶で聴衆の心を掴むようにしましょう。

なお英語でよく使用される挨拶のおすすめフレーズは、次のとおりです。

挨拶のおすすめフレーズ
  • Hello(こんにちは)
  • Good morning(おはようございます)
  • Hi, there(やあ)

「Hi, there」は、直訳すると「やあ、そこにいる人」となりますが、この「there」に深い意味はありません。

また、こちらは仲のいい人同士の挨拶によく使われる表現なので、学生など授業でのプレゼンテーションの挨拶には良いですが、上司や会社の社長、取引先相手には使わないほうが良いので注意しましょう。

挨拶に加えて「Thank you for giving me the opportunity to speak here.(このような場を設けてくださり、ありがとうございます)」などの感謝表現をホスト(主催者)に対して言えれば、なお良しです。

ステップ2.自己紹介をする

英語スピーチ挨拶が終わったら、自己紹介をしましょう。

聴衆の中には、プレゼンテーターがどんな人で、自分とどんな共通点があるのかなど気になっている方もいると思います。

そのため、名前や、所属する学校、会社名を英語で伝えましょう。

なお、所属先を伝えるのにおすすめのフレーズは、以下の通りです。

所属先を伝えるおすすめフレーズ
  1. I am studying at 〜 university.(わたしは〜大学で勉強しています)
  2.  I am working at 〜 .(わたしは〜で働いています)

また、自己紹介で人をクスッと笑わせるようなことを話すと、聴衆の気持ちが一気に掴めるかもしれません。

おすすめのトピックは、好きな食べ物、好きなお笑い芸人など。逆に、政治の話や宗教の話、応援している野球チームの話は、人によっては気を悪くする方もいると思うので不向きと言えます。

ステップ3.目的を伝える

英語のスピーチひと通り冒頭の挨拶や自己紹介ができたら、今回のプレゼンテーションの目的を英語で話しましょう。

プレゼンテーションにはさまざまな目的があります。

プレゼンテーションの目的
  • 企業の新商品を紹介すること
  • 自身に投票してもらうこと
  • 新しいプロジェクトの承認をもらうこと

まずどんな目的でプレゼンテーションをするのかを伝えておくことで、プレゼンテーション全体の内容が聴き手の頭に入りやすくなります。

なお、目的を伝えるのにおすすめの英語フレーズは、「The objective of this presentation is to〜(このプレゼンテーションの目的は〜です。)」など。「objective」の意味は「目的」ですが、同じ意味の「purpose」よりもややかしこまった場面で使用されることが多いです。

また、「is」の後に息をスっと吸ってから話すと、適度な間が生まれ、重要なポイントがより伝わりやすくなります。

ステップ4.プレゼンテーションの概要を伝える

英語スピーチ

目的を話したら、次にプレゼンテーションの概要を英語で伝えましょう。

概要は長くなってしまうと、聴衆が「なんだかよくわからないな…」と感じてしまうこともあるので、原稿用紙の文章であれば3行まで、話すときは30秒以内を目安に簡潔に英語で話してください。

なお、プレゼンテーションの概要を説明するのにおすすめのフレーズには、「I’d like to talk about〜(〜についてお話しします)」などがあります。

また要点をナンバリングして概要を説明すると、よりわかりやすくなるので、「First Secondly, Thirdly」といった単語を使用するのもおすすめです。

ナンバリングの英語表現
  • First(最初に)
  • Secondly(2つ目に)
  • Thirdly(3つ目に)

ここでもスラスラと話すのではなく、「First」で一旦間を置いて、次の「Secondly」に続くと、聞く側が理解しやすくなります。

ステップ5.プレゼンテーションの詳細を説明する

英語プレゼンをする人概要の説明が終わったら、ここからはプレゼンテーションの詳細、つまり本題に入っていきましょう。

詳細に入るときは、ひと呼吸置いてから始めると、聴衆が「これから本題に入るのかな」と感じ取ります。

また、プレゼンテーションの詳細に入るときは次の工夫もおすすめ。

プレゼンテーションの工夫
  • 上着を脱ぐ
  • 手をパチンと叩く
  • 声のトーンを変える
  • 表情を変える

上着を脱ぐという動作をすることで、視覚的にも聴衆の注目が集められます。これは落語家も使用する切り替えなので、ぜひ真似をしてみると良いでしょう。

自己紹介など冒頭の挨拶では笑顔を多くして、本題に入るときは真剣な表情にすると、本題に入ったのがすぐにわかるので、動作や表情の工夫も効果的です。

なお、詳細に入るときのおすすめのフレーズは、「Let’s get down to business(本題に入りましょう)」などがあります。

ステップ6.結論を伝える

英語でプレゼントする人英語のプレゼンテーションの詳細が終わったら、結論(コンクルージョン)を伝えましょう。

プレゼンテーションは結論が重要です。結論を伝えないと、聴衆が「結局何が言いたいの?」と感じてしまうので、しっかりと結論を伝えてください。

なお、結論を伝えるのにおすすめの英語のフレーズには、「In conclusion〜 」(結論は〜)などがあります。

また、結論は大切な部分なので、ゆっくりと相手が聞き取りやすいように話すようにしましょう。

ステップ7.サマリーを伝える

英語でプレゼンをする人結論を言ったらそれで終わりでも良いですが、サマリー(まとめ)もつけると良いでしょう。

ただし、ここが長くなってしまうと、同じことを何度も繰り返しているように聞こえるので、原稿用紙にする場合は5行程度、スピーチで話す際も1分前後を意識してください。

なお、おすすめの英語フレーズとして、「Let me summarize the main points of today’s presentation.」(今日のプレゼンの要約をします。)などが使用できます。このフレーズから始めて、サマリーの内容を話し始めると良いでしょう。

英語でプレゼンテーションをする際の3つのコツ

ここまでで英語でのプレゼンテーションの7つのステップをご紹介しましたが、よりよいプレゼンにするにはどうしたらいいのか気になる方もいますよね。

そこで、ここからは英語でプレゼンテーションするときのコツをご紹介します。ぜひ実践してみてください。

英語でプレゼンテーションするときの3つのコツ
  1. ボディランゲージを使用する
  2. ゆっくりと話す
  3. 質問を想定しておく

1.ボディランゲージを使用する

ボディランゲージをする人

英語のプレゼンテーションでは、ボディランゲージを使用しましょう。

ボディランゲージとは、身振り手振り、表情など言語に頼らないコミュニケーションのことです。

聴衆は耳で聴くことがメインですが、目でも話す人のことを見ています。そのため、体を動かして、印象に残るプレゼンをしましょう。

また、すでに記載したように、話題を切り換えるときにもボディランゲージは有効です。話題を変えたいときは、パチンと手を叩いたり、息を吸ったりしてみてください。

重要なことを列挙したいときには、「First, Secondly, Thirdly~」と言いながら、指で「1」、「2」とサインを出すのもおすすめです。

2.ゆっくりと話す

ゆっくり話す人

英語のプレゼンテーションをするときは、ゆっくりと話すことを心がけましょう。

誰しも人前に出ると緊張をしてしまって、話すスピードが速くなるといった経験があると思います。

しかしこれだと、内容が聴き取りにくく、言葉を噛んでしまうこともあるので、意識してゆっくりと話すようにしましょう。

3.質問を想定しておく

質問をメモする人

英語のプレゼンテーションをするときは、質問を想定しておきましょう。

急に想定外の質問をされると、緊張して頭が真っ白になってしまい回答をすることができないこともあります。それだと良い印象を与えることができないので、プレゼンテーションをするときは事前に想定される質問内容をまとめておき、それに対する回答を用意しておくと良いでしょう。

また、プレゼンテーションによっては反対意見があるかもしれないので、それに相当する回答を用意しておくと、なお良しです。想定される質問が思いつかない方は、同僚やクラスメイト、家族に相談をしてみるのもありですね。

まとめ:英語のプレゼンテーションをする際は正しいステップといくつかのコツを押さえておこう!

今回は英語でプレゼンテーションするために重要な7つのステップをご紹介いたしました。

一般的に英語のプレゼンテーションには流れがあります。そのため、良いプレゼンテーションをするには、ここで記載した7つのステップを踏まえて、原稿を作るなど事前準備をしておくと良いでしょう。

また、ボディランゲージを駆使し、ゆっくりと話すということや、想定される質問を用意しておくのも良いプレゼンテーションをする上で重要です。事前準備をしておくことで、落ち着いて対応することができます。

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これから英語でプレゼンをする予定がある方は、これらを参考に準備すると良いでしょう。

執筆者
Imai
Imaiです。大学時代に4年間、進学塾で英語講師をしていました。異文化について興味があり、ボランティアで国内案内をしたことも。現在は起業をしてライター、編集者、校閲者として活動中。
編集責任者
池谷 翔太
English With編集長。アメリカの大学に正規留学。外資系旅行会社・留学エージェントでの実務経験を経て英会話講師、中日ドラゴンズのプロ野球選手の専属通訳なども経験。現在はEnglish With編集長を務める。取材・受講した英会話スクール・サービス数は50社、比較検証したサービスは100を超える。
監修者
吉田 和史
English With代表&コンテンツ管理最高責任者。英語教育系会社で語学留学カウンセラーとして300名以上のカウンセリング、オンライン英会話・英会話スクール事業立ち上げを経験。その後、RIZAP ENGLISH取締役、MeRISE英会話執行役員CMO、英語学習アプリ会社取締役COOとして活動経験あり。現在は、英語学習サイトEnglish With代表を務める。体験・受講した英語系サービスは20社、比較検証したサービスは100を超える。
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